お花見しながら味わいたい 春の和菓子特集

長かった冬も終わり、そろそろ桜が色づく季節ですね。
春の行楽といえばお花見。お酒やお弁当を楽しむのもいいですが、今年は和菓子を持って粋なお花見でさわやかな春の息吹を感じてみてはいかがでしょうか。

花見の手土産や差し入れにも最適な長野県の老舗菓子屋「開運堂」の和菓子をご紹介いたします。

東西食べ比べで盛り上がる「桜餅」

桜餅には実は関東風と関西風があるのをご存じでしょうか。開運堂では東日本の和菓子屋としては珍しい関東・関西の2種類の桜餅をご用意しています。
毎年、暦の上で春とされる「2月4日・立春」から販売が始まります。


関東風は、桜餅用に炊き分けた小豆から上品で優しい甘さのしっとりとした繊細なこしあんを、柔らかく且つもっちりとした小麦粉製の薄皮生地で包み、桜薫るしっかりと塩漬けされた桜の葉が絶妙にマッチした逸品です。
しつこさのない上品な甘味を堪能できると毎年楽しみにしていらっしゃるファンがいるほどご好評いただいております。
あまりお気づきでない方もいらっしゃるかもしれませんが関東風にだけ、こしあんの中に金時豆が一粒忍ばせてあるんですよ。ちょっと嬉しくお得な気分になりませんか。ひと手間かかった粋な計らいも魅力ですね。
また関西風は、道明寺粉を用いたつぶつぶ食感ともちもちとした生地に、こちらも同じくしっとりとしたこしあんが包まれており、食べごたえがあると最近では関東風に負けず劣らずかなりの人気です。関西風は贅沢にも桜の葉を2枚使用しているところもポイントですね。

この桜餅ですが、関西風は<日・月・火・水曜日>、関東風は<木・金・土・日曜日>、と、週の前半と後半で販売日が分けられています。
関東風、関西風の両方が一度に購入できるのは日曜日となっています。(*開運堂直営店のみ)
どちらも各日、数量限定ですので、ご購入には事前予約をおすすめしております。*生菓子のため、日持ちせず発送できません

箱を開けた瞬間に広がる桜の香りがお花見気分を一層盛り上げてくれること間違いありません。
ぜひこの機会に、西と東の桜餅を食べ比べてみてはいかがでしょうか。

ちなみに開運堂で桜餅専用にご用意している掛け紙には、
独特な風合いで桜餅が描かれ、高浜虚子の俳句が添えられているのをご存じですか。「灯火の下に 土産や さくらもち」
桜餅は春の季語として他にも多くの俳人が句を詠んでいます。
この掛け紙に引用された掛け軸がこの時期にだけ開運堂本店店内に飾られています。桜餅を購入がてら是非一度、足を運んで観るのも楽しみのひとつですね。

あま~いモナカを熱いお茶で「あづみの風情」


「あづみの風情」は、大手亡(おおてぼう)という白い豆を用いた白あんと、そこに砂糖キビから抽出した糖蜜を入れて練っている艶のある優しい色あいあんこが特徴のモナカです。
モナカ種には安曇野のシンボルであり、日本百名山のひとつでもある「常念岳」と、各地方に多く点在する様々な形や表情をもつ村の守り神「道祖神」が型押しされています。

口に含むと柔らかなモナカ種の食感と香ばしさ、個性的でありながら上品なあんの甘みが口いっぱいに広がり優しさに包まれます。安曇野地方や田舎の原風景といったどこか懐かしい風情を呼び起こす松本のならではの和菓子。
水筒に熱いほうじ茶や緑茶を入れて、春の陽差しと桜の下でほっと一息。季節を感じながらつかの間の至福を味わえる一品です。
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春の訪れをシェアして食べたい和スイーツ「雪形」


毎年3月下旬から販売予定されている直営店のみ1日20本限定で販売している「雪形」は、まさにお花見にぴったりの和菓子です。
高級食材である大納言あずきのつぶあんと栗、つくね芋が混ぜ込まれた柔らかな生地でロール状に巻いた一品は季節限定となっており、山肌の雪解けを感じさせる白と黒のコントラストで、春の訪れを味わってみてはいかがでしょうか。
ふんわりとした生地は舌触りもよく、上品な甘みのあんをさらに引き立ててくれます。刻んだ栗がアクセントなり、それぞれの食材から醸し出される風味がより一層春の気分を盛り上げてくれます。是非、周囲の皆様と分け合って、お召し上がりください。
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ご紹介したもの以外にも、開運堂ではさまざまな和洋菓子をご用意しております。
開運堂の和菓子をお供に恒例のお花見をより特別な時間にしてみてはいかがでしょうか。
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