父の日、母の日の由来と贈り物について

2019.05.21

母の日の由来

母の日は世界各国にあり由来もさまざまです。日本の母の日はアメリカから伝わった風習です。
1905年5月9日、アメリカのフィラデルフィアに住む少女「アンナ・ジャービス」が母の死をきっかけに、「生きている間にお母さんに感謝の気持ちを伝える機会を設けるべきだ」と働きかけたのが始まりとされています。
実は、アンナの母であるアン・ジャービスは牧師の夫を早くに亡くしています。戦争や病気で8人の子供を失いながらも残った二人の娘を女で一人で育て上げた強い母であり、病気や貧しい人のための募金活動や食品検査、公衆衛生活動などの社会活動に力をいてれおりました。ちょうどアン・ジャービスが生きていた時代はアメリカ南北戦争の時代。中立を宣言すると、アンは南北双方の兵士を看病や、双方の敵意をなくそうとイベント開いています。女性の地位がまだ低かった当時のアメリカで社会改革にも大変貢献されたと言われております。

アンナが母を思う気持ち、働きかけがアメリカ全土に広まり、1914年に当時のアメリカ大統領「ウィルソン」が、5月の第二日曜日を「母の日」と制定し、国民の祝日となりました。

日本で最初に母の日が行われたのは、明治時代末期と言われています。大正時代にキリスト教会やキリスト教の日曜学校で徐々に広がっていき、昭和に入ると大日本連合婦人会が結成されたのをきっかけに、皇后の誕生日の3月6日を母の日と定めました。当時の母の日はそれほど普及ませんでしたが、1973年（昭和12年）お菓子メーカーの森永製菓が「森永母の日大会」と大々的に販促活動を行なって以来全国的に認知されるようになりました。

母の日にカーネーションを贈る理由

アンナの母であるアンが好きだった白いカーネーションを追悼式の祭壇に飾ったことから、母が健在であれば赤いカーネーション、亡くなっていれば白いカーネーションを飾る風習がはじまり、現在のように「母の日にはカーネーションを贈る」習慣が定着したと言われています。
また、カーネーションの花言葉が「母の愛」、「純粋な愛」と母性愛を象徴するとも影響しているのではないでしょうか。今ではカーネーションの鉢植え、花束、アレンジメントなどさまざま。また、カーネーションに限らずお母さんにプレゼントを贈る風習になっています。

父の日の由来

父の日は、実は「母の日」にならってお父さんに感謝の意を表そうとしたことから始まっています。父の日も、アメリカが発祥です。

1908年に母の日が制定された翌年に、アメリカのドット夫人が「母の日があって父の日が無いのはおかしい。父の日もつくって下さい。」と、牧師協会へ嘆願し８年後に制定されました。
嘆願した夫人の父は軍曹、母は６人の子持ち。時代はアメリカ南北戦争の時代ですから、ドット夫人の母親は6人の子供を1人で必死に子育てを行いましたが体を壊してしまい亡くなってしまいます。その後、男手一つで再婚もせずに生涯独身のまま、ドット夫人の父親は子育てをこないましたので、さぞ大変であったことでしょう。

父親を尊敬し、讃え祝うことが「父の日」の由来です。父の日は「お花を贈る」よりも「お父さんが好むもの」を贈る傾向があります。贈り物をすることも素敵なことですが、家族が揃う貴重な機会として感謝の意を直接表してみてはいかがでしょうか。

開運堂の豊祝（ほうしゅく）

小豆ともち米の二穀羊かんです。
小豆は、北海道・丹波・備中が、日本の三大産地です。どこの産地の小豆も、美味しいので和菓子やさんではよく使われており、使用されている旨を商品のキャッチコピーにしていらっしゃいます。その日本の最大産地の１つである北海道にて生産されている小豆を使用しています。

北海道産小豆には、「豊祝」、小粒で栽培が難しい希少品種の「しゅまり」、鮮やかで美しい光沢のある「エリモ小豆」、代表種の「きたまろん」などの品種があります。そのエリモ小豆の中でも、特別大粒な小豆を「豊祝(ほうしゅく）」と言い、豊作の年でも希少品です。粒が大きくて煮崩れない、雑味も少なく上品な味わいが特徴です。

豊祝は希少な小豆を主役にした柔らかめの羊かんです。（＊水羊羹と一般的な練り羊かんの中間ぐらいの柔らかさです。）中に道明寺種（もち米）をアクセントとして加え、粒つぶが独特の食感です。

もともとおめでたい名前の希少な「豊祝」小豆をメインに、記念菓子として創作したことから、パッケージも紅白カラーでお祝いに相応しいよう設え、
デザインマークは大粒の豊祝小豆と御祝の水引きをイメージしております。

https://www.kaiundo.co.jp/products/detail/2535