徳本峠&ウエストンビスケット

2022年の上高地開山祭は、あいにく途中の道が閉ざされるというアクシデントで中止となる
ハプニングが起きましたが、開運堂のくるみ餅「徳本峠」は健在で今年も4月27日から好評販売中です!

開運堂のくるみ餅「徳本峠」


上高地開山祭とともに毎年4月27日より販売します。
黒糖風味の求肥餅に刻んだクルミを入れ、きな粉をまぶした「くるみ餅」です。1箱7切入です。
バスが通る前は上高地への道はすべて、この徳本峠(とくごうとうげ)越えでした。
信州の山々を愛する多くの登山家達に愛でられ、育てられ、ロングヒットを続ける伝統ある人気の季節限定商品です。信州・松本からの季節のお土産に最適です。1箱7切入・総額 864円


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「 山讃 (さんさん)」
山の日が制定された年に山をテーマとした詰合せ「山讃」を記念発売しました。
開運堂のくるみ餅「徳本峠(とうごうとうげ)」と、ウエストン氏の胸像を刻印した「ウエストンビスケット」の詰合せです。
こちらのビスケットも、大変ご好評いただき通年販売するほど人気商品です!
是非こちら単体でもご購入いただけますので宜しくお願い致します。
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徳本峠

松本から北アルプスの入り口である上高地までは、乗り継ぎが少なくアクセスも整備されています。
松本駅から新島々駅まで電車で約30分、その後は新島々よりバスで約1時間です。
なお、乗用車を利用する場合、上高地はマイカー規制がありますので、沢渡よりバスにて向かいます。
ですが、昔からこんなにも簡単に上高地へ向かうことはできませんでした。今回は『徳本峠』について、お話いたします。


今では上高地へ向かうには、新島々よりバスで向かうことがメインルートとなっています。しかし、1933年までは、梓川沿いに車道がなかった時代です。バスが開通する前は松本市の「島々(しましま)」から峠を越えて上高地へ向かう唯一の交通路でした。その峠の名付け由来は、「上高地徳本へ行くための峠」ということより、「徳本峠」と名付けられ、場所は中部山岳国立公園内にあり、標高2135メートルの場所です。「登山道」として広く知られておりますが、それは車道ができてから。徳本峠が知れ渡ったきっかけは大正時代の近代登山ブームによるもの。
当時、著名な文人も登山を嗜んでおりましたので、高村光太郎や芥川龍之介も通られております。なお、新島々から峠までは7時間かかりますが、峠からの槍・穂高連邦の姿は絶景ですので、今でもその絶景を見るために、登山道を通られる事もいらっしゃいます。


登山を広めたのは、海外からの宣教師

徳本峠が知れ渡ったきっかけである、日本近代登山史は海外の治金技士や宣教師によるものです。明治時代にイギリスのウィリアム・ゴーランドが初めて槍ヶ岳に登り、飛騨山脈を「日本アルプス」と命名したことや、宣教師のウォルター・ウェストンが日本の山々を世界中に紹介したことなどがきっかけに、測量や登山が国内で注目されるようになりました。もちろん、その時に徳本峠を越えています。
また、長野県の学校の多くには「学校登山」という長野県特有の行事がありますが、明治時代より理科と体育の教育目的より導入されて、広く奨励されています。