松本あめ市

カテゴリ:季節の行事
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みなさま、こんにちは。開運堂です。
松本は関東、関西の影響を受けにくい土地柄という事もあり、松本独自の文化がございます。今回は、「松本あめ市」についてお話させていただこうと思います。新春の伝統行事でして、今から440年程前の「塩市」が起源とされます。初市あるいは塩市とも呼ばれており、江戸時代の松本城下の最大の行事でした。現在は、子どものだるま売り、神輿のお練り、塩取り合戦(綱引き)、全国飴博覧会・即売などの多彩な催しが中心市街地で繰り広げられおります。

塩市の由来

甲斐の武田信玄と、越後の上杉謙信が争っていた戦国時代に、武田と争っていた駿河の今川氏真が武田氏の支配地に塩を供給することを止めるという戦略をとりました。武田家支配地の領民を困らせることなので、これに義憤を持った上杉謙信は越後から信濃経由で塩を送っておりました。現在では、「敵に塩を送る」の古事として残っております。また、当時に牛に塩を積み千国街道(糸魚川〜松本)から松本へ塩を送り届けたこの街道は別名「塩の道」と呼ばれています。この時に、塩が松本に着いた日を記念して「塩市」として始まったと伝えられております。

また、当時松本地方は飴の生産量が日本一を誇っておりました。市内の飴屋さんが塩俵に因んだ飴を作っており、飴売り商人が大勢売り歩いたため、塩市は飴市と呼ばれるようになり、年々盛大になってきたようです。

なお、開運堂本店近くには、当時に塩を運んできた牛を繋ぎ止めたと言われる「牛つなぎ石」が史跡として存在します。

開運堂の義塩

今回ご紹介するのは、「義塩」。素材に塩麹を使用した淡い塩味の白餡入り焼き饅頭です。
商品名の「義塩」とは、上杉謙信公が信州へ塩を贈った故事「敵に塩を送る」の意味。
四百余年続く伝統行事「松本あめ市」(旧塩市)をテーマに塩俵(かます)を模した優しい塩味の焼き饅頭。松本の歴史背景を感じるお菓子です。

https://www.kaiundo.co.jp/products/list?category_id=137

開運堂の「あめ市福あめ」と「あめ市力もち」

開運堂では毎年、年明け1月2日の営業から「あめ市」祭事当日まで「あめ市福あめ」を販売しております。
お正月の縁起菓子として多くのお客様にお買い求めいただいております。
また「あめ市力もち」を作り、神輿の担ぎ手に振る舞う故習があり、あめ市には欠かせない「縁起もち」として大人気で、観客からのご要望も多く、開運堂直営店であめ市に合わせてのみ、限定販売いたしております。(*ご来店限定商品・生菓子 1/11~13の3日間のみ直営店のみ販売)

*お問い合わせ・ご予約は開運堂本店まで。
「あめ市福あめ」・「あめ市力もち」:登録商標

https://www.kaiundo.co.jp/products/list?category_id=262