長野県の雪解け極上天然水。北アルプスの名水を使ったお菓子づくり

みなさま、こんにちは。開運堂です。
開運堂の所在地、長野県松本市にも春がやってまいりました。雪月花、花鳥風月。日本には、自然の美しい風物の趣を大切にし、楽しむ文化があります。風物を愛でるだけの「お花見」という言葉づかいは日本独自です。
今回は「北アルプスの雪解け、極上天然水」についてお話をいたします。

名水百選「安曇野わさび田湧水群」とは

北アルプスの水は、雪解け水が5つの砂岩層を通ってろ過され、何十年もの長い時間をかけてミネラルが溶け込んだ天然水。中でも、標高3000mの山々が連なる北アルプス連邦の雪解け水である安曇野の伏流水は、北アルプスの雪解け水が永い時間を経て自然の「ろ過装置」により磨かれて湧き出ます。日量70万トンを誇る一大湧水群は、真夏でも水温が15度を超えることは無く、冷たく、清澄です。
豊富な水量であることより安曇野は県内有数の米どころ。古くから新田の開墾や用水・堰の開削に利用されてきました。また、大正時代からはわさびの栽培に用いられ、その排水はニジマス養殖に使うなど、水を循環利用されております。 なお、地下約200mよりくみ上げられた水は、飲みやすい硬度、ミネラルをバランスよく含んでいます。

開運堂で使われている水は?

開運堂の安曇野工場でのおかし作りに利用されている水も、もちろん北アルプスの天然水です。
安曇野市は北アルプスを源とする梓川及び高瀬川扇状地の末端に位置します。開運堂の安曇野工場は130周年事業として工場と店舗の総合施設として「開運堂あづみの菓遊庭(かゆうてい)」を建設しました。施設の正面には、山容より”アルプスの貴婦人”と呼ばれている「常念岳」を仰ぎ見る事ができます。工場には中庭を設け、自然を身近に作業が出来る、スローライフな環境。ご来店客は、中庭を回遊しながら、お菓子の製造作業の一部をご覧いただけます。

開運堂の雪形


開運堂あづみの菓遊庭開店記念に、春先の雪山に現れる「雪形」をイメージして創作した季節限定商品です。長野らしい風情をお菓子の題材にしています。「雪形」とは、雪解けとともに山肌の残雪が人や動物などの形に浮き出る現象のことです。昔から様々な形に見立て、北アルプスに「雪形」が現れると信州安曇野地方では“農作業を始める”自然からの大切なメッセージとされています。山によって現れる様子が変わりますので「代掻き馬」、「お坊さん」、「種を蒔くお爺さんの姿」、「武田菱」など現れる姿は様々です。
開運堂の「雪形」は、大納言小豆を用いた小豆のつぶあんに栗を配し、つくね芋を混ぜ込んだ上質な生地で巻きました。山に現れる「雪形」を愛でつつ味わうのは、いかがでしょうか。

※3月末〜5月末までの期間限定にて販売をしております。なお、1日20本限定で「直営店」だけの取り扱い商品です。予めご了承くださいませ。

https://www.kaiundo.co.jp/products/detail/2483